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Palworld専用サーバーをVPSで立てる|必要スペックと選び方

PalworldのマルチサーバーをVPSで立てるときの選び方を、公式が示す16GB級メモリを基準に、人数別の目安・CPU・転送量・バックアップ・OSや国内DCの考え方まで整理します。

Palworldの専用サーバーをVPSで立てると、仲間と24時間ワールドを動かし続けながら遊べます。鍵になるのはメモリで、公式が示す推奨は16GB級です。ただメモリだけで決めると、CPUや転送量、落ちたときの戻し方で後からつまずきやすいところがあります。この記事では、人数とプレイの仕方から必要なスペックを整理し、国内のVPSで16GB級を選ぶときの考え方をまとめます。

Palworldサーバーはメモリを軸にスペックを決める
Palworldサーバーはメモリを軸にスペックを決める

専用サーバーを長く動かすならVPSが向く

Palworldのマルチサーバーを用意する方法は、自宅のPCで動かすか、ゲーム向けのホスティングを使うか、VPSを借りるかに大きく分かれます。自宅PCは電気代と常時起動の手間がかかり、回線のアップロード速度や自宅のセキュリティでも気を使うことになります。ホスティングサービスは手軽な反面、設定ファイルや追加ツールの自由度が落ちやすいところがあります。

VPSは月額が固定で、LinuxでもWindowsでも選べ、SteamCMDを使った導入や設定ファイル(PalWorldSettings.ini)の書き換えを自由に行えます。固定のグローバルIPで常時稼働させやすく、ポートの開放やファイアウォールの範囲も自分で握れます。サーバーの種類ごとの違いは、VPS・レンタルサーバー・クラウド・専用サーバーの違いでも整理しています。

その代わり、OSの更新、バックアップ、不正アクセスへの備えは自分で用意することになります。そこを引き受けられるなら、自由度と料金のバランスでVPSが向きます。

Palworld専用サーバーに要るスペック

Palworldが公式で示している専用サーバーの推奨環境は、メモリ16GB、CPU 4コア以上、ストレージに十数GBの空きが目安とされています。最新の数値は仕様の更新で動くことがあるので、申し込み前に公式のサーバー要件を一度確認しておくと安心です。

ここから、人数とプレイのスタイルで必要量が上下します。以下は公式が明示したものではなく、収録データのプラン分布と一般的な運用の情報を踏まえた目安です。

  • 4人前後で遊ぶとき:8〜16GBが目安。短時間なら遊べますが、ワールドが広がって拠点が増えるとメモリの使用量も伸びるので、16GB級を軸に置くほうが安定します。
  • 8人ほどで常時稼働させる場合:16GB級が目安。公式の推奨値に揃うので、ここが基準になります。
  • 16人以上、または大規模な建築を伴うワールド:32GB以上を見込んでおくと、人が同時に動いたときの引っかかりが減ります。Palworldのデフォルトでは同時接続32人まで入れるので、人数の上限で動かすならこの範囲で考えます。

CPUはマルチスレッドでも使われますが、サーバー処理のうち1コアで動く部分も残るため、コア数と1コアあたりの性能の両方を見ます。コア数は4つ以上を軸にし、新しい世代のCPUを採用しているプランほど余裕が出ます。

ストレージはゲーム本体やセーブデータで十数GB程度の使用が目安で、容量そのものは多くのVPSが余裕を持ちます。書き込みの速度が引っかかると「カクッ」とした体感につながるので、NVMe SSDのプランだと快適です。

転送量は、人数が増えると出入りの通信も伸びますが、国内VPSは実質無制限か、ゆるい公平利用の範囲が多く、通常のプレイで詰まることは少なめです。配信を同時に行う運用や大人数の常設を考えるなら、各社の表記を確かめておきます。スペックの読み方は、VPSスペックの読み方でもう少し詳しく説明しています。

国内VPSで16GB級を選ぶときの候補

VPSラボが収録しているVPSのうち、16GB級はエックスサーバーのVPS、さくらのVPS、シン・VPS、KAGOYA、ABLENETなど、国内の主要事業者が揃えています。16GBはちょうど公式の推奨値に重なるので、まずはこのメモリから候補を集めるのが素直な進め方です。

料金は月額のほか、契約期間での割引、更新時の金額、キャンペーンの有無で総額が変わります。表に出ている最安値だけで決めると、更新月に跳ね上がって想定外になることがあります。契約期間別の総額の見方は、VPSの選び方にまとめています。

受付が止まっている事業者もあるので、申し込む前に新規受付の状態を公式で確かめます。VPSラボの比較ツールでは、メモリやCPUごとのプラン、契約期間別の総額、キャンペーン適用後と通常料金の両方を並べて確認できるので、候補の絞り込みに使ってみてください。

同じ16GBでも、CPUのコア数、ストレージの容量と種類(NVMe か SSD か)、Windows Server対応の有無で金額が変わります。Palworldのサーバーだけを動かすなら、容量よりコア数と1コアあたりの性能を優先するほうが体感に効きやすいところです。

よくある失敗と注意点

申し込む前に見ておきたい点が、いくつかあります。

まず、メモリをぎりぎりで選ぶと、人が増えたときや拠点が広がったときに重くなります。16GB級を基準にし、増設(プラン変更)がしやすい事業者だと、必要になった時点で足せます。

次にバックアップです。ワールドデータが壊れたときに戻せる手段を、サーバーを立てた直後から用意しておきます。各社のスナップショットや自動バックアップは、無料枠と有料枠が分かれていることがあるので、料金表の脚注も見ておきます。

ポートの扱いも気を付けたい点です。Palworldのサーバーが使うポートだけを開け、SSHは鍵認証にして、デフォルトのパスワードは外します。基本の安全対策はVPSのセキュリティ対策入門にまとめています。

遊び方の面でも、拠点の数を抑える、使っていない基地を解体する、プレイヤーが減った時間帯でサーバーを再起動する、といった運用側の工夫があります。Palworldは公式の設定ファイルで、オブジェクトの読み込み範囲や保存の頻度も変えられるので、重さが気になるときはここも見直します。

落ちたときに気付けるようにする仕組みも、早めに用意しておきます。外形監視のサービスでサーバーのポートに定期的に接続し、応答がなければ通知するだけでも、プレイヤーの連絡より先に止まりに気付けます。systemdやタスクスケジューラで、クラッシュしたときの自動再起動を設定しておくと、小さな不具合はそのまま復旧します。

OSとデータセンターの場所

Palworldの専用サーバーは、LinuxとWindowsの両方で動きます。Linuxを選ぶとOSが使うメモリが少なく、プレイに回せる量が増え、VPSの事業者も選びやすくなります。Windowsで管理したい場合は、Windows Server対応のVPSにするとRDPでログインしてGUIから操作できます。Windows VPSは別途ライセンス費を含む料金になっていることが多いので、月額が高めになる点を見込んでおきます。

データセンターの場所は、日本のプレイヤーと遊ぶなら国内にあるVPSのほうが遅延(ping)で有利です。海外VPSは同じ価格帯でメモリが多いこともありますが、遅延が大きくなり、戦闘や拠点操作の反応に差が出ることがあります。詳しくは国内VPS vs 海外VPSで比較しています。

まとめ:16GB級を軸に、総額で比べる

Palworld専用サーバー向けのVPSは、公式が示す16GB級を軸に、人数や遊び方で前後を調整するのが基本です。そのうえで、CPUのコア数と世代、ストレージの速度、国内のデータセンター、バックアップ手段を確かめます。候補が絞れたら、VPSラボの比較ツールでメモリ別のプランと契約期間別の総額を見比べてみてください。考え方の共通点はMinecraftサーバー向けVPSの選び方とも通じるので、他のゲームサーバーを立てるときの参考になります。